中国・西の果てへの旅(3) カラコルム・ハイウェイ
2006年 10月 04日
私たちが宿泊したのは、カシュガルにあるというホテル。
ホテル内にあるツアー会社で、前日に手配したのは:
■車と運転手さんの手配
■宿泊場所(タシュクルガン1泊、カラクル湖2泊)
ルートは、カシュガルからタシュクルガンという町を通って、世界で2番目に高い山、K2(8611M)のあるカラコルム山脈に沿った高速道路(カラコルム・ハイウエイ)を、途中海抜4693メートルのクンジャラブ峠を通って、パキスタンの国境まで。(地図) あとは行き当たりばったり。
ちなみに、カラコルム・ハイウェイ(The Karakoram Highway:KKH)は世界一高所を走る舗装された国際道路。中国からカラコルム山脈を横切りパキスタンへと通じる。シルクロードに沿った道。途中海抜4,693メートル(15,397フィート)のクンジュラブ峠を通る。これは世界一高い舗装国境横断道路だそう。
地図を見ると、タジキスタンやアフガニスタンの国境からも近いところを通っていく。中国にいて、あぁ安全なんだんぁ、と感じるのも不思議な感じ。
運転手さんとは、英語・中国語(標準語)で会話ができない。それでもオフィスの人が全体の日程や泊まる場所などを指示してくれたからいいものの、途中、泊めてもらう予定の場所とどうやって意思疎通すればいいのか、余計な料金を取られたりしないか、とか不安も少々。そんな私たちに、泊めてもらう家の人に渡せば大丈夫、と書いてくれたのがこのメモ。右から左に横書きしたそれは、ウイグル語。
ホテルを出発して、果物なんかを途中で調達して、ハイウェイ入り口ゲートに着いたところで、ちょっとしたトラブルあり。警察にとめられて検査したところ、運転手さんの車は、必要な書類が整ってない、と。で、大陸式の引いたり押したり、ほっといたり、とネゴが永遠に続くものの、進展の見込みなし。結局1時間も灼熱の道路わき(写真:下2枚)で時間がすぎていったあと、会社の人に連絡して、交代の運転手さんと車をだしてもらって再出発。
この間、トイレに行きたくなった私は、道端の人に聞くものの、トイレはない、といわれ、たどり着いたのが小学校。休暇中なのに、先生たちは仕事をしてて、親切に案内してくれて。校庭には、質素で飾り気がないけど昔ながらの校舎とグランドなどがあり、庭には立派なバラが。案内してくれた女性の先生が、記念に、とくれました。手でも、歯でも噛み切れない立派で肉厚なバラを、二本。トラブルも忘れちゃうくらい、いいにおいがしてました。
気を取り直して、ロードトリップ。
カシュガルからまずは、カラクル湖まで。車は、山道といえど舗装されていて快適な道を通っていく。この間、窓から見える風景は、地形もダイナミックで、変化に富んでいて、あきない。同じ国、同じ地域、同じ高速とは思えない。
5時間半で着いたのが、カラクル湖(上の写真・右下)。しばし休憩したここは、翌日から2日間泊まるので、またあとで詳しく。
さらにここから、7000メートル級の山を眺めながら、「世界の屋根」といわれる高度3000~4000メートルのパミール高原を通って、午後5時にタシュクルガン到着。走行距離290キロ。高度のせいか、疲れか、すこし頭痛がする。
この日は、ホテルにチェックインして、運転してくれたママットさんと一緒に町をぶらぶら。
この右の写真、玄関に牛の頭が転がってますが、どんな家だと思います?
お肉屋さんでした。
で、小さい町をぶらぶらして、もうそろそろかな?と思って入ったレストランでも、イスラム時間で食事が食べられる時間(日によって、少しずつずれる)まで、少し待ってから、頂きました。
食事はやっぱり麺。
ぶらぶら帰る途中にあったのが、この辺で唯一の娯楽、ビリヤード。屋外・屋内ビリヤード(無料)は、誰でも親しめる娯楽として、地方に行くとよく見られるけど、ここでも健在。文化がら、もちろん男子だけ。私はその、天井の低くて、煙くて、軍・警備の制服の人たちとまじって遊ぶR男とママットの雰囲気だけ楽みました。
さて、いよいよ翌日はパキスタンとの国境へ。就寝。(4日目につづく)
ホテル内にあるツアー会社で、前日に手配したのは:
■車と運転手さんの手配
■宿泊場所(タシュクルガン1泊、カラクル湖2泊)
ルートは、カシュガルからタシュクルガンという町を通って、世界で2番目に高い山、K2(8611M)のあるカラコルム山脈に沿った高速道路(カラコルム・ハイウエイ)を、途中海抜4693メートルのクンジャラブ峠を通って、パキスタンの国境まで。(地図) あとは行き当たりばったり。
ちなみに、カラコルム・ハイウェイ(The Karakoram Highway:KKH)は世界一高所を走る舗装された国際道路。中国からカラコルム山脈を横切りパキスタンへと通じる。シルクロードに沿った道。途中海抜4,693メートル(15,397フィート)のクンジュラブ峠を通る。これは世界一高い舗装国境横断道路だそう。
地図を見ると、タジキスタンやアフガニスタンの国境からも近いところを通っていく。中国にいて、あぁ安全なんだんぁ、と感じるのも不思議な感じ。
運転手さんとは、英語・中国語(標準語)で会話ができない。それでもオフィスの人が全体の日程や泊まる場所などを指示してくれたからいいものの、途中、泊めてもらう予定の場所とどうやって意思疎通すればいいのか、余計な料金を取られたりしないか、とか不安も少々。そんな私たちに、泊めてもらう家の人に渡せば大丈夫、と書いてくれたのがこのメモ。右から左に横書きしたそれは、ウイグル語。
ホテルを出発して、果物なんかを途中で調達して、ハイウェイ入り口ゲートに着いたところで、ちょっとしたトラブルあり。警察にとめられて検査したところ、運転手さんの車は、必要な書類が整ってない、と。で、大陸式の引いたり押したり、ほっといたり、とネゴが永遠に続くものの、進展の見込みなし。結局1時間も灼熱の道路わき(写真:下2枚)で時間がすぎていったあと、会社の人に連絡して、交代の運転手さんと車をだしてもらって再出発。
この間、トイレに行きたくなった私は、道端の人に聞くものの、トイレはない、といわれ、たどり着いたのが小学校。休暇中なのに、先生たちは仕事をしてて、親切に案内してくれて。校庭には、質素で飾り気がないけど昔ながらの校舎とグランドなどがあり、庭には立派なバラが。案内してくれた女性の先生が、記念に、とくれました。手でも、歯でも噛み切れない立派で肉厚なバラを、二本。トラブルも忘れちゃうくらい、いいにおいがしてました。
気を取り直して、ロードトリップ。
カシュガルからまずは、カラクル湖まで。車は、山道といえど舗装されていて快適な道を通っていく。この間、窓から見える風景は、地形もダイナミックで、変化に富んでいて、あきない。同じ国、同じ地域、同じ高速とは思えない。
5時間半で着いたのが、カラクル湖(上の写真・右下)。しばし休憩したここは、翌日から2日間泊まるので、またあとで詳しく。
さらにここから、7000メートル級の山を眺めながら、「世界の屋根」といわれる高度3000~4000メートルのパミール高原を通って、午後5時にタシュクルガン到着。走行距離290キロ。高度のせいか、疲れか、すこし頭痛がする。
この日は、ホテルにチェックインして、運転してくれたママットさんと一緒に町をぶらぶら。
この右の写真、玄関に牛の頭が転がってますが、どんな家だと思います?
お肉屋さんでした。
で、小さい町をぶらぶらして、もうそろそろかな?と思って入ったレストランでも、イスラム時間で食事が食べられる時間(日によって、少しずつずれる)まで、少し待ってから、頂きました。
食事はやっぱり麺。
ぶらぶら帰る途中にあったのが、この辺で唯一の娯楽、ビリヤード。屋外・屋内ビリヤード(無料)は、誰でも親しめる娯楽として、地方に行くとよく見られるけど、ここでも健在。文化がら、もちろん男子だけ。私はその、天井の低くて、煙くて、軍・警備の制服の人たちとまじって遊ぶR男とママットの雰囲気だけ楽みました。
さて、いよいよ翌日はパキスタンとの国境へ。就寝。(4日目につづく)
by xingxingsing
| 2006-10-04 10:55